大宰府の大規模土塁2/3保存へ 筑紫野・前畑遺跡

大宰府の大規模土塁2/3保存へ 筑紫野・前畑遺跡

福岡県教育委員会は同県筑紫野市の前畑遺跡で見つかった7~8世紀ごろの大規模土塁について、確認された長さ約390㍍のうち約3分の2を現状のまま保存する方針を発表した。
土塁は、西鉄筑紫駅(福岡県筑紫野市)周辺で実施されている市の区画整理事業に伴う発掘調査で見つかり、丘陵の尾根に沿って確認された。発見場所では高さ1.5㍍、底部の幅13.5㍍。学術的価値が極めて高いとして、日本考古学協会(東京)が国や県などに史跡指定と保存を求めていた。
発表によると、保存するのは市が公園整備を予定する区域にある約250㍍分。残る約140㍍分は市の区画整理事業に沿って取り壊される見通し。

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