国内最大級の笠形の木製埴輪見つかる 滋賀県栗東市

国内最大級の笠形の木製埴輪見つかる 滋賀県栗東市

滋賀県栗東市にある古墳から、国内では最大級の笠の形をした木製の埴輪が見つかった。大阪・羽曳野市の応神天皇陵で出土した同じ形の埴輪に次ぐ大きさという。
今回見つかったのは直径が76㌢と75㌢の「笠形木製品」と呼ばれる楕円形をした木製品の埴輪2点で、当時の身分の高い人にかざす「かさ」をかたどっていると考えられている。今年2月から3月にかけて、栗東市が5世紀前半の豪族の墓とされる「椿山古墳」で行った堀の部分の発掘調査で見つかった。
発掘調査にあたった関係者は、大和政権の中枢に近い人物が近江地域を支配していたのではないかとみている。

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