3万年前の航海再現 6月に台湾沖で30㌔テスト航行

3万年前の航海再現 6月に台湾沖で30㌔テスト航行

国立科学博物館と国立台湾史前文化博物館は5月24日、3万年以上前に人類が台湾から沖縄に渡った航海を再現する実験について、6月に台湾沖で約30㌔テスト航海を実施すると発表した。
2019年に台湾~沖縄県与那国島間、最短で約110㌔の航行を予定しており、今回は途中遭遇する黒潮による航行への影響を調べるため、あらかじめ短距離を航行することにした。
テスト航行には、竹を熱して緩いカーブをつけた小舟のようなかたちのいかだを使う。長さ約10㍍、幅1㍍ほどの大きさで5人が乗る。
再現実験は2区間に分けて進められており、2016年7月に沖縄県与那国島~西表島間約70㌔を航行している。

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