平城京跡で2棟の大型建物跡 貴族の邸宅か

平城京跡で2棟の大型建築物跡 貴族の邸宅か

奈良市教育委員会の発掘調査によると、奈良市の平城京跡で貴族の邸宅だったとみられる大型の建物跡が見つかった。
場所は平城京の中心地の東側にあたる、奈良市法蓮町のマンション建設予定地。塀に囲まれた全長18㍍と12㍍の、2棟の大型建物の柱の跡が見つかった。
2つの建物は南北に接するように建てられ、北側の建物は外側に庇(ひさし)が張り出していて、南側の建物と床が内部でつながり、一体として使われていたと考えられている。こうした建物の利用のしかたは位の高い貴族の邸宅などでみられるという。

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