旧松江藩の鉄師・田部家などが「たたら製鉄」95年ぶり再開

旧松江藩の鉄師・田部家などが「たたら製鉄」95年ぶり再開

日本古来の製鉄法、「たたら製鉄」の操業が95年ぶりに再開される。これは、江戸時代に松江藩の主要な鉄師だった田部家などが途絶えていた、たたら製鉄の操業を再開するもの。
島根県雲南市吉田町吉田の和鋼生産研究開発施設で5月22日、田部家当主が社長を務める住宅・食品関連会社、田部(所在地:島根県雲南市)などが、たたらの炉に火入れする予定。日本古来の伝統を継承し、地域振興への貢献を目指すという。
たたら製鉄は、公益財団法人「日本美術刀剣保存協会」(所在地:東京都)が1977年から、奥出雲町大呂の製鉄施設「日刀保たたら」で操業を復活させ、日本刀の原料を供給している。

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