東大寺が100年後を見据え東塔の再建など整備構想

東大寺が100年後を見据え東塔の再建など整備構想
 東大寺は4月26日、100年後を見据えた境内の整備基本構想を発表した。まず境内全体を発掘調査し資料を蓄積、戦乱などで失われた東塔を再建し、西塔や講堂、僧坊などは創建時の姿がはっきりとわかるように礎石などを整備する。構想は学識経験者による境内整備計画委員会が3年がかりでまとめた。同寺が全体の発掘調査を行うのは初めて。
 発掘調査は文化庁や奈良県、奈良市などと協議しながら進めるが、数年はかかる見通し。まず東塔跡から調査を始める。建物の復元計画は発掘の調査結果をもとに検討する。東塔は高さが70㍍、100㍍など様々な説がある。再建費用は現在のところ不明。

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