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戦艦「大和」と沈んだ駆逐艦「磯風」発見か 鹿児島県沖で

戦艦「大和」と沈んだ駆逐艦「磯風」発見か 鹿児島県沖で

広島県呉市とともに、戦艦「大和」について潜水調査を行った大阪市の海洋調査会社によると、2016年5月の調査で、太平洋戦争末期、鹿児島県沖で戦艦「大和」が沈んだ場所から北東に9.5㌔㍍、深さ450㍍の海底で、戦艦1隻が沈んでいるのが見つかった。
撮影された映像や戦闘の記録などから専門家は、これは旧日本海軍の駆逐艦「磯風」の可能性が高いとしている。映像には4つの砲身を持つ魚雷発射管のほか、爆発でめくれ上がった船尾や横倒しになった主砲も映し出されていて、当時の戦闘のすさまじさや激しさがうかがえる。
磯風は長崎県佐世保市の旧海軍工廠で建造され、昭和15年に就役した。全長はおよそ120㍍、基準排水量は2000㌧余。

和歌山・天王塚古墳 3月に54年ぶり石室を一般公開

和歌山・天王塚古墳 3月に54年ぶり石室を一般公開

2016年、国の特別史跡に指定された和歌山市の天王塚古墳で、3月に内部の石室が54年ぶりに一般公開されることになった。
同古墳は6世紀中ごろに築造された、全長88㍍の和歌山県最大の前方後円墳。石室は高さが全国で2番目となる5.9㍍あり、「石棚」と「石梁」と呼ばれる構造物を併せ持っているのは同古墳だけだという。
一般公開を前に行われた発掘調査では、54年前と同じようにめのうやガラス製の玉をはじめ、銀製の装飾品、水鳥をかたどった装飾付きの須恵器の一部などが見つかっている。和歌山県は3月3、4日、およそ500人を対象に現地説明会を開く予定。

兵庫県篠山市で角竜類の化石新たに見つかる

兵庫県篠山市で角竜類の化石新たに見つかる

兵庫県立人と自然の博物館の発掘調査によると、兵庫県篠山市で、頭に角のある草食恐竜「角竜類」3体のあごの骨などの化石が見つかった。このうちの1つは子どものものとみられることから、恐竜の成長の過程を探る貴重な資料なると注目されている。
今回化石が見つかったのは、篠山市の大山下のおよそ1億1000万年前の前期白亜紀の地層。化石は角竜類の仲間の「ネオケラトプス類」のもので、上あごの骨1点と、下あごの骨2点などで3体のものとみられている。
この周辺では10年前にも、日本で見つかった初めての角竜類としてネオケラトプス類の化石が見つかっている。

厳寒の古都の夜空焦がす 奈良・若草山で山焼き

厳寒の古都の夜空焦がす 奈良・若草山で山焼き

近年では異例の寒さが続く中、奈良市の若草山(342㍍)で1月27日、春告げる伝統行事の山焼きがあった。近年、この季節としては比較的気温の高いこともあって、炎を見ながらはしゃぐカップルもみられたが、今年は厚い防寒着に身を包んだ見物客ら約18万人の多くが、古都の夜空を焦がす炎を厳かな面持ちで見守る姿が印象的だった。
約600発もの花火が打ち上げられた後、午前6時半、たいまつを手にした消防団員約300人が山裾で一斉に点火した。火は山頂に向かって約33㌶の草地に徐々に燃え広がり、近くの興福寺五重塔(国宝)などを暗い夜空に赤く照らし出し、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

現生人類の中東への移動 定説より4万~5万年遡る

現生人類の中東への移動 定説より4万~5万年遡る

国際研究チームは1月25日、米科学誌サイエンス電子版で、現生人類がこれまでの定説より約4万~5万年早い約17万~19万年前の時点で、アフリカから中東へ移動していたことが分かったと発表した。
現生人類の起源はアフリカで、およそ約12万年前にアラビア半島やアジアに広がったと考えられてきた。ところが、今回イスラエルなどのチームが、イスラエル北部のカルメル山の洞窟で約17万7000~19万4000年前の上あごの骨や歯の化石を発見した。
CTスキャンなどで詳しく分析し、アフリカや欧州、アジアなどで見つかった他の人類の化石と比べたところ、その特徴から絶滅したネアンデルタール人などではなく、現生人類の化石と判断した。

奥出雲「日刀保たたら」で伝統の今年の火入れ式

奥出雲「日刀保たたら」で伝統の今年の火入れ式

国内で唯一、「たたら吹き」で日本刀の材料となる高純度の玉鋼(たまはがね)をつくっている島根県奥出雲町大呂の「日刀保(にっとうほ)たたら」で1月24日、今年の操業開始となる火入れ式があった。「たたら吹き」は土の炉に燃料の木炭と砂鉄を入れる日本古来の製鉄法だ。
伝統的な神事に続き、村下(むらげ)と呼ばれる技師長が「初種」と呼ばれる今年最初の砂鉄を炉に入れた。それから3昼夜にわたり、30分ごとに砂鉄と木炭を加え続ける。そうすると炉からは、鉄の塊が約3㌧製造され、最も高品質な部分の玉鋼が刀匠に分けられるという。
1997年に開設された日刀保たたらは、2016年4月「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」として、日本遺産に登録されている。

中国でクローンのサルが誕生 霊長類で今後物議も

中国でクローンのサルが誕生 霊長類で今後物議も

中国科学院の上海の研究グループは、クローン技術によって全く同じ遺伝子を持つサルをつくり出すことに初めて成功したと発表した1月24日付アメリカの科学雑誌「セル」に発表した。
クローンのサルはカニクイザルで、この遺伝子は皮膚の細胞を提供したサルと全く同じで、同グループは体細胞を使ったクローン技術で霊長類をつくることに初めて成功したとしている。
クローン人間をつくることは各国で禁止されているが、同グループは「霊長類のクローンをつくるための技術面での壁は取り除かれた」としていて、今後大きな議論を呼ぶことになりそうだ。
また、同グループは今回の成功について「ヒトに近いサルのクローンをつくることで、従来の研究では解明できていない病気の仕組みの研究や薬の開発に生かせる」とし、アルツハイマー病やパーキンソン病などを再現して、治療につなげたいとしている。

春日大社の太刀は平安後期の最古級の日本刀

春日大社の太刀は平安後期の最古級の日本刀

春日大社(奈良市)によると、昭和14(1939)年に同大社の宝庫の天井裏から見つかった太刀を研ぎ直して調査したところ、12世紀の平安時代後期につくられた、今の形の日本刀としては最古級のものとみられることが分かった。作者は不明。
調査によると、束に近い部分に反りがある、先端部分が直線に近い形をしている-などから、平安時代後期に伯耆国(ほうきのくに)、今の鳥取県でつくられた「古伯耆(こほうき)」と呼ばれる太刀とみられることが分かったという。鞘(さや)や柄(つか)など外装は後の14~15世紀につくられたものだった。
この太刀は1月30日から3月26日まで春日大社国宝殿で公開される。

火野葦平「インパール作戦従軍記」出版 内情を克明に記録

火野葦平「インパール作戦従軍記」出版 内情を克明に記録

旧日本軍が連合国軍の補給路を遮断しようと、インド北東部インパールの攻略を目指し、1944年3月に開始された、乾坤一擲、壮大なインパール作戦。この内情を克明に伝える火野葦平(1906~60年)の「インパール作戦従軍記」が出版された。原本は1944年、陸軍報道班員として綴った「従軍手帖」。
ここには多くの戦場に従軍した作家の目で、補給を軽視し食糧や物資が欠乏、行軍の最中、満足に食べるものがなく、敵と戦う前に”飢え”に直面し、3万人以上もの犠牲者を出して大敗した旧日本軍の無謀さが克明に記されている。
火野葦平は「糞尿譚(ふんにょうたん)」で芥川賞を受賞。「麦と兵隊」「花と龍」などの作品で知られる。1月24日で没後58年となる。

国宝の金印「漢委奴国王」の真贋めぐり研究者が激論

国宝の金印「漢委奴国王」の真贋めぐり研究者が激論

今からおよそ2000年前の弥生時代に、中国の皇帝から与えられ、江戸時代に福岡市の志賀島で見つかったされている国宝の金印「漢委奴国王」の真贋をめぐり、激論が交わされた。
金印を所蔵する福岡市博物館がシンポジウムを開いたもので、金印を本物と偽物それぞれの立場をとる研究者が激論を繰り広げた。シンポジウムは、まず3人の研究者が基調講演で自説を展開、そのあと討論が行われた。
NPO・工芸文化研究所の鈴木勉理事長は、文字を彫った痕などが江戸時代に一般的だった印の特徴を備えているとし、「後に製作された偽物の可能性が非常に高い」と主張。一方、明治大学文学部の石川日出志教授は、中国各地で見つかっている古代の印の形や金の純度を比較した結果、「後漢時代の本物に間違いない」と応酬、偽物説に対抗した。