21万年前の人類の化石発見、人類は定説より早くアフリカ外へ進出

ドイツのチュービンゲン大学などの研究グループによると、ギリシャの洞窟から見つかった現代の人類の化石が、アフリカ以外で見つかったものとしては最も古い21万年前のものとみられることが分かった。その結果、グループでは、現在に人類は定説より数万年も早くアフリカの外に進出し、ネアンデルタール人などとの共存や競争が長い間、複雑な形で繰り広げられてきたことになり、人類の歴史の解明に役立つと分析している。ギリシャ南部の洞窟から発見された2つの頭蓋骨を復元し、放射線による年代測定を行った。7月10日付の英国の科学雑誌「ネイチャー」に論文が掲載された。

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