100年ぶり修理中の正倉院内部を報道陣に公開

 宮内庁正倉院事務所はは12月14日、大正時代以来、約100年ぶりに修理中の正倉院(奈良市)の内部を報道陣に公開した。修理の中心は、傷みの激しい屋根瓦の葺き替えや軒先の垂れ下がりを抑えるための内部構造の補強。公開されたのは、3室に分かれた正倉院の北倉と中倉。修理を前に宝物を収めていた唐櫃(からびつ)や明治時代の陳列棚が解体され、校倉(あぜくら)造りの壁があらわになっている。中倉では、校木(あぜき)がよりシャープな状態で残っていた。北倉では校倉造りに隙間が目立った。

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