川端康成の未発表小説、自筆原稿を確認

川端康成の未発表小説、自筆原稿を確認
 川端康成(1899~1972年)が若き日に書いた未発表小説「勤王の神」の自筆原稿を、鶴見大図書館(横浜市)が所蔵していることが2月4日、分かった。川端文学の研究者で同大文学部の片山倫太郎教授が確認した。作品は400字詰め原稿用紙21枚にペンで書かれている。川端の直筆とみられ、片隅に「3年12月26日」と記されていることから、1928年(昭和3年)ごろに執筆されたと思われる。鶴見大図書館は2月18日から3月2日まで、この自筆原稿を一般公開する。

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