アウンサンコンサルティング ベトナムで日本発AIサービス提供へ

ITマーケティングなどを手掛けるアウンサンコンサルティング(本社:東京都文京区)は12月8日、人工知能(AI)技術をベースにしたWebマーケティングサービスを手掛けるシルバーエッグテクノロジーズ(本社:大阪府吹田市)が開発し、国内レコメンドツールNo.1のシェアを持つ「アイジェント・レコメンダー」のベトナムでの販売権を取得したと発表した。
日本が生み出した最高峰クオリティのサービスをベトナムマーケットへ浸透させるとともに、日本発サービスの海外展開貢献およびベトナムマーケットにおけるEC市場拡大へ寄与していく。

コクヨ ”ジャポニカ学習帳”のショウワノートと資本業務提携

”キャンパスノート”などで知られる文房具大手のコクヨ(本社:大阪市東成区)は12月10日、”ジャポニカ学習帳”で知られるショウワノート(本社:富山県高岡市)と資本・業務提携したと発表した。コクヨはショウワノートの株式のおよそ15%を取得し、提携する。
コクヨは中高生から社会人まで幅広い顧客層を持ち、国内のノート市場でトップだが、子ども向けは手薄だった。一方、ショウワノートは小学生を中心に人気のあるジャポニカ学習帳で知られ、キャラクターの活かし方に定評がある。国内市場が縮小する中、商品開発などで連携し、事業拡大を図る。

富士通 Zippnと協業 レジなし決済システムを日本で独占販売

富士通(本社:東京都港区)は12月8日、米国IT企業Vcognition Technologies,Inc.(本社:カリフォルニア州)が手掛けるレジを使わずに決済するシステムZippin(ジッピン)の総代理店として、AI技術を活用したレジレスソリューションを日本市場で独占販売すると発表した。オフィスや駅構内など小規模店舗向けに2020年度までに提供を開始する。
両社の協業は、2020年2月より実施しているレジなし店舗の実証実験の成功が後押しとなり、今回の締結に至った。

トヨタ 燃料電池車「MIRAI」6年ぶりに新モデル発売

トヨタ自動車は12月9日、燃料電池車(FCV)「MIRAI」をフルモデルチェンジし、同日より発売開始した。2014年に世界に先駆けてFCV初代のMIRAIを発売開始して以来、モデルチェンジは6年ぶり。
水素タンクの搭載量を増やし、1回の水素充填で走れる航続距離を初代モデルより3割長い850kmに伸ばした。乗車定員も1人増やして5人乗りとした。補助金などを除いた価格は710万円から。環境車向け補助金の対象車種となっていたため、顧客は約570万円から購入できる。

コンビニ大手3社とトヨタ・日野が燃料電池小型トラック導入で合意

セブン―イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン、トヨタ自動車、日野自動車の5社は12月8日、共同して地球温暖化抑制やエネルギー多様化等に対応した持続可能な社会の実現に向け、燃料電池小型トラック(以下、FC小型トラック)の導入を視野に検討を進めるとともに、将来の普及に向けた環境整備に取り組むことで合意したと発表した。
コンビニ3社は、トヨタと日野が共同で開発するFC小型トラック(最大積載量3トン)の導入検討にあたり、実用性・利便性を検証するために2021年に走行実証を行う。この評価を踏まえ、コンビニ3社は複数の配送センターや店舗間物流でのFC小型トラックによる配送が、ビジネス的、社会的観点において、実用化可能かどうかの実証を2022年以降行うための検討を進める。

昭和電工マテリアルズ 台湾で半導体材料の生産能力を増強

昭和電工マテリアルズ(本社:東京都千代田区)は12月8日、台湾・台南市の子会社Showa Denko Semiconductor Materials(Taiwan)Co.,Ltd.の生産能力を増強すると発表した。
半導体回路の平坦化用研磨材料のCMPスラリー、プリント配線板用積層材料のプリプレグの生産能力を増強する。また、日本で生産していた感光性ソルダーレジストを台湾でも生産する。投資額は韓国で予定する工場の新設分と合わせ総額約200億円。内訳は非公表。CMPスラリーの生産能力は2022年1月から順次増強する。プリプレグと感光性ソルダーレジストは2023年1月に量産を開始する。