三菱総研 ベトナム・ハノイとUAE・ドバイに営業拠点を開設

三菱総合研究所(本社:東京都千代田区)は12月15日、ベトナム・ハノイに駐在員事務所、アラブ首長国連邦ドバイに支店をそれぞれ開設すると発表した。東南アジア諸国・中東諸国の社会課題解決および日本企業の同エリアにおける競争力向上に貢献する。
同社は2020年に創業50周年を迎え、豊かで持続可能な未来の共創を使命として国内外の「未来社会実現」「社会課題解決」を目指している。

塩野義製薬 新型コロナワクチンの臨床試験開始 国産ワクチン2社目

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は12月16日、2020年内の臨床試験開始を目標に開発を進めてきた新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンを、人に投与する第1/2相臨床試験を開始したと発表した。国産ワクチンの臨床試験が始まるのは2社目。大手製薬メーカーでは初めて。
同社が開発に取り組んでいるのは、グループ会社のUMNファーマが持つBEVSを活用した遺伝子組み換えタンパクワクチン。これまでに選択した抗原タンパクおよびアジュバントを用いた非臨床試験で安全性と有効性を示唆する結果が得られ、冷蔵条件下での製剤中の安定性が一定期間確認されている。

三菱ケミカルアクアS 膜ろ過実証事業がUNIDOの支援事業に採択

三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(本社:東京都品川区、以下、MCAS)は12月10日、ミャンマーにおける膜ろ過浄水装置を利用した分散型給水システムの実証事業が、国際連合工業開発機関(以下、UNIDO)が実施する「開発途上国の感染症予防に向けたSTePP技術の実証・移転による海外日本企業支援事業」に採択されたと発表した。
今回ミャンマーで導入する膜ろ過浄水装置は水源(井戸水、市水、河川水)を問わず、浄水処理ができ、適切な技術を組み合わせることで世界保健機関の飲料水質基準を満たす水を供給することができる。また、この装置はユニット化されているため、施工期間が短く設置が容易で無人運転が可能。

商船三井とユーグレナ バイオディーゼル燃料でトライアル航行実施

商船三井(本社:東京都港区)とユーグレナ(本社:東京都港区)は12月14日、名古屋港で商船三井グループのグリーン海事(本社:名古屋市)が保有・運航するタグボート「13 たましお」で、ユーグレナの次世代バイオ燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を使用したトライアル航行を実施したと発表した。
燃料となるユーグレナバイオディーゼル燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(所在地:横浜市)から輸送され、名古屋ガーデンふ頭に停泊中の「13 たましお」に供給された。

ナルネットコミュニケーションズ 整備人材でリネットJと業務提携

自動車メンテナンス受託管理のナルネットコミュニケーションズ(本社:愛知県春日井市)は12月14日、ルネットジャパングループ(本社:名古屋市中村区)と、自動車整備工場向けに整備職種におけるカンボジア技能実習生の送り出しサービスを開始するため、業務提携したと発表した。両社はカンボジアで日本向けの自動車整備研修を受けた技能実習生を送り出すことで、自動車整備業界における人材課題の解決を目指す。
ナルネットコミュニケーションズは全国約9,400カ所の整備工場と提携して自動車のメンテナンスを委託している。日本の自動車整備業界は深刻な整備士不足に悩まされている。法務省によると、2023年までに約1万3,000人の整備士不足が見込まれている。そのため、2023年までに7,000人の外国人を受け入れる計画が打ち出されている。

ANA 成田-バンコク線に大型貨物専用機ボーイング777F投入へ

全日本空輸(ANA)は12月14日、成田-バンコク線に使用機材を大型化し、大型貨物専用機ボーイング777F型機を運航すると発表した。ANAとしてボーイング777F型機を東南アジア路線に投入するのは初めて。東南アジアから日本を経由して北米に向かう自動車部品など貨物輸送の需要に対応する。